■麻薬の詳細

■ヘロインの通称

ビッグ・エイチ(Big-H)、ブラック・タール(Black tar)、ブランクス(blanks)、ボーイ(boy)、ブラザー(brother)、ブラウン(brown)、ブラウン・シュガー(brown sugar)、キャバーリョ(caballo)、カーカー(ca-ca)、チャイニーズ・レッド(chinese red)、チャイン(chaine)、コウビーズ(cobies)、クラップ(crap)、デゥージー(doojee)、ドウプ(dope)、フリーパウダー(fleapowder)、グッズ(goods)、エイチ(H)、ハード・スタッフ(hard stuff)、ハリー(Harry)、ホース(horse)、ジョイパウダー(joy powder)ジャンク(junk)、カーカー(ka-ka)、メキシカン・マッド(Mexican mud)、ポイズン(poison)、スキャッグ(scag)(「スキャッグ」或いは「スマック」が一番一般的なヘロインの代名詞であると思われます。)、スカー(scar)、シュメッ(schmeck)、スキャッグ(skag)、スマック(smack)、スメック(smeck)、スノウ(snow)、スタッフ(stuff)(「スタッフ」は「ブツ」(物)という意味ですからヘロイン以外の物にも使います)、シュガー(sugar)、テカーバ(tecaba)、シング(thing)、ホワイト・スタッフ(white stuff)。

■モルヒネ(MORPHINE)

コウビーズ(cobies)、キューブ(cube)、ドウプ(dope)、エムセ(emsel)、ファースト・ライン(first line)、グッズ(goods)、ハード・スタッフ(hard stuff)(ハードとは「強力な」といった意味で、スタッフは「ブツ」(物)のこと)、ホウカス(hocus)、ジャンク(junk)、「エム」(“M”。モルヒネの最初の文字(M)による)、ミス・エマ(Miss Emma、勿論エムに掛けている)、モー(morf)(モルヒネの短縮形。以下も同様)、モーフィー(morphie)、モルフォ(morpho)、モーフィー(morphy)、マッド(mud)、シスター(sister)、スタッフ(stuff)、アンキー(unkie)、ホワイトスタッフ(whitestuff)。

 モルヒネ(硫酸モルヒネ)は、歴史上最強の鎮痛剤と言えるでしょう。あへんの成分中、心地よさを感じさせる成分がこれです。多くのあへんアルカロイドがそうであるように、モルヒネも非常に強力で且つ中毒性も非常に高いものです。

 メキシコ、中近東、東南アジアなどで生育している「けし」から粗製の「あへん」ができ、「あへん」から、モルヒネが作られます。薬局で売られているものは(一般の市販薬ではありません。特別な処方箋が必要です)錠剤、カプセル、そして筋肉や皮下に注射できるタイプの液体のものもあります。純粋なものは、白色結晶性粉末で無臭ですが若干茶色がかったものや白色粉末のものもあり吸煙する者もいますが、あまり一般的ではありません。なぜなら、モルヒネは溶液として注射したとき最も強力な効果を発揮するからです。

 医学的に正しい処方をされたときに、モルヒネは激しい痛みを和らげると同時に、痛みに伴う不安を除去し、患者に対して心地よい眠りを与えてくれます。一方、中毒者にあっては、耐性が急速に進むため、摂取してもじきに普通の状態になってしまいます。3〜4時間もするころには、体が汗ばんで、イライラし始め、すぐに次に一発をほしくなるのです 。薬をやめますと、体はゾクゾクし、暑くなったり寒くなったり突然変化し、悪心や手足の痙攣が起こり、そして一度にドッと発汗し、発熱し、震顫(ふるえ)を生じ、不安に悩みます。多量に摂取した場合や急性の中毒にあっては、瞳孔が縮小し、血圧が低下し、悪寒を覚え、ベトついて湿った青白い肌となり、ショック状態になり、意識が無くなり、昏睡状態に陥り、呼吸が停止して死に至る場合があります。