■ヘロイン(あへん系麻薬)が身体に与える影響

脳に対して;
あへん系麻薬は、中枢神経に作用するためさまざまな意識障害や、幻覚・妄想、記憶力の低下、痙攣などをを引き起こします。また、呼吸中枢に異常を来しますので、呼吸困難から、ひきつけや昏睡に至り死亡することもあります。

気管支・肺に対して;
気管支炎を引き起こし、咳や痰を生じます。

胃に対して;
嘔吐感や慢性的に繰り返す下痢を引き起こします。

目に対して;
あへん系麻薬は瞳孔を散大させたり、涙目になるなどの影響を与えます。

心臓に対して;
心不全や不整脈、胸痛を引き起こします。

生殖器官に対して;
精子、月経の異常をきたし、流産・死産、先天異常の原因となります。

その他;
注射針からの、エイズ感染や、肝炎、静脈炎が懸念されます。

不整脈:
安静にしている時の成人の心臓は通常、1分間に60〜80回規則正しく拍動します。この心臓の拍動が乱れ、脈の打ち方が乱れる状態が不整脈です。突然死の中には不整脈が原因である場合もあります。

心不全:
血液を送り出すポンプとしての心臓の働きが低下すると、十分な血液を全身に送ることができなくなる状態が心不全です。突然息苦しくなったり、呼吸困難に陥ったりするため、突然死を招くことにもなります。

気管支炎:
何カ月かにわたって毎日のように咳や痰がでます。これは気管支に慢性の炎症が起こっているためで、階段の登り降りや速足などのちょっとした運動で呼吸困難が起こります。また、心臓に負担がかかるので心不全を引き起こします。

肝炎:
肝炎の症状としては全身がだるくなる、食欲がなくなり吐き気をもよおす、黄疸などがあります。