■「ダメ。ゼッタイ。」普及運動と「ダメ。ゼッタイ。」国連支援募金

 薬物乱用問題は、地球的規模で解決すべき問題として国連や先進国首脳会議の場で世界の国々が一丸となって取り組むことが求められ、1987年の「国際麻薬会議」において、国際協力での薬物乱用撲滅対策を推進するための宣言が採択されるとともに、会議終了日の6月26日を「国際麻薬乱用撲滅デー」とし、各国がこの宣言の趣旨を普及する日とされた。国内においても国民一人一人が薬物乱用問題に対して認識を高める必要があることから、厚生労働省は関係省庁の協賛及び関係団体の後援を得て、1990年の国連麻薬特別総会で決議された「国連麻薬乱用撲滅の10年」(1991年〜2000年)支援事業の一環として「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するための「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を実施している。

 実施期間として6月20日から7月19日までの1ヶ月間、また6月26日の国際麻薬乱用撲滅デーに直近の日曜日には全国600カ所で街頭キャンペーンを展開している。

 1998年6月国連麻薬特別総会がニューヨーク国連本部で開催され、薬物問題解決の指針として政治宣言が採択されて、1998年から2008年までを「国連薬物乱用根絶宣言」とした。これを受けて、2001年から引き続き支援事業の一環として薬物乱用防止を一層推進するための「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を実施している。また普及運動と併せて「ダメ。ゼッタイ。」国連支援募金運動も実施されている。この募金運動は薬物問題の解決は世界中の人々が一丸となって解決しなければならないという趣旨を理解して、国際協力の一助となるように、また、これにより国民一人一人はもちろんのこと、中でも、青少年の健全育成とボランティア活動への積極的参加意欲の増進を促し、地球的規模での薬物乱用防止に貢献すること、そして、広く善意の浄財を募り、開発途上国での乱用防止活動を実施しているNGOのプロジェクトに国連を通じて援助することにより、薬物乱用のない21世紀の地球環境づくりに資することを目的として実施している。